メディカルライブラリー
更新日|2016.01.21

糖尿病をそのままにしておくと・・・

糖尿病になると、私たちの体はいったいどうなってしまうのでしょうか?

 

血糖値が高いままの生活を続けると、血管がもろく、ボロボロになってしまういわゆる血管病になります。

そして、全身にネットワークを結んでいる血管と神経が、血糖値の高い状態が続くことで侵され、適正な栄養の供給が途絶えて全身の臓器にさまざまな障害が起こってくるのです。これは、糖尿病の慢性合併症とよばれています。

 

糖尿病の慢性合併症には、大きく分けると細い血管にみられる合併症(細小血管障害)と、太い血管にみられる合併症(大血管障害)の2つがあります。

高血糖の状態が長い期間にわたって続くと、体の細い血管が障害されて血流が悪くなり、とくに細い血管が集中している場所に合併症が起こります。
眼、腎臓、神経系で合併しやすく糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害があります。

 

高血糖の状態が続くと、太い血管では動脈硬化が加速します。

 

動脈硬化は動脈の内側にさまざまな物質が沈着して厚く、硬くなり、隆起(プラーク)ができる状態で、糖尿病をはじめとして脂質異常症(高脂血症)、高血圧、喫煙などによって起こるとされます。動脈硬化が進むと、血流が途絶えたり、血管にこびりついているプラークがはがれて血管に詰まり重要な臓器に障害を起こします。

 

脳梗塞、狭心症・心筋梗塞などや閉塞性動脈硬化症があります。

 

糖尿病になると、健康な人の血管よりも10年から15年も動脈硬化(老化)が早く進むと言われています。動脈硬化の原因になる「血糖」「血圧」「脂質」を総合的にしっかりと管理しましょう!